薬局薬剤師FMの備忘録

薬剤師えふえむの勉強ノート

主に勉強のこと。合間に日記も!

後発医薬品しかない薬 

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今日は患者さんと少しひと悶着…(笑)

 

ある患者さんで”絶対に先発じゃないとイヤ”という患者さん。

患「あのこのカロナール錠という薬…お薬情報のところに後発医薬品って書いてるやんね?私、絶対にジェネリックは嫌なんですけど!」

僕「あ、それはですね、このアセトアミノフェン製剤には先発品が存在していなくて後発品しか存在しないようなお薬となっているんです。」

患「え、でもそんなことあるの…?だって先発品が先に発売して、その後にジェネリックが発売されるっていう流れが普通じゃないの?絶対おかしい、先発品はあるはずです!」

僕「と言われましてもですね…。少々お待ちくださいね」

(薬価本持ってきて)

僕「これは今発売されている薬が載っている本ですが、ここ見てもらってわかるようにアセトアミノフェンが含まれている錠剤はジェネリックしか存在しないんです。なので先発品でのご用意はできないんです…」

患「うーん…。でも……まぁいいです」

僕「申し訳ございません」

 

とまぁ、なんともごり押しチックに説明したもんで、納得はされませんでした(笑)

 

カロナールとかバイアスピリンはジェネリックしか存在しないってのは知ってましたが、何故ジェネリックしか存在しないのか知りませんでした。

 

今回はそのことについてさらっと。

 

 

歴史が古い

ジェネリックしか存在しない薬の代表としてカロナール錠(アセトアミノフェン)やバイアスピリン錠(アセチルサリチル酸(アスピリン))があります。

薬学を勉強してきた先生方はピンとくると思いますが、そうです、この2つの成分は医薬品として使われたのがかなり古いんです

 

アセトアミノフェン

1873年に初めて合成され、 医薬品として用いられたのは1893年である。

アセチルサリチル酸

 その元となるサリチル酸はギリシャ時代から知られており、1897年、バイエル社のフェリックス・ホフマンによりサリチル酸がアセチル化され副作用の少ないアセチルサリチル酸が合成された。

 とかなりの歴史があるんですよね。

 

普通ジェネリックは先発品が先に発売されて、その特許が切れた頃に他のメーカーさんがジェネリックを発売されるという流れです。

ところがカロナールやバイアスピリンはその成分が医薬品として古くから使われていたので、発売される頃には 先発品というくくりではなく、もう使っていたんだからジェネリックというくくりになったというわけです。

 

他には酸化マグネシウムも同じですね。

 

ジェネリックそんなに嫌ですか…?

今回の患者さんもそうですが…、なんかジェネリックが嫌だと思っている方は頭ごなしに嫌がっている節がありますね…。

ジェネリックアレルギーなのかってくらい(笑)

 

しかし、今回はちゃんと理由も知らなくて、ごり押しで押して、あまり納得していただけなかったことは悔しかったですね。

次回またそんな人が来たらどや顔で説明できるように備えておきます(笑)。