薬局薬剤師FMの備忘録

薬剤師えふえむの勉強ノート

主に勉強のこと。合間に日記も!

点眼液一覧表 ~防腐剤、pHなども合わせて~ 


目薬, ボトル, 薬物, グリーン, 目, ミントグリーン, 広告, コンテナ

この前、後輩君が経験したお話。

ヒアルロン酸ナトリウムPF点眼液0.1%「日点」が処方された処方箋を持ってきて来られたのですが、在庫していなかったので、変更不可でもなかったし、ヒアルロン酸ナトリウム点眼液0.1%「TS」を調剤したんです。

 

そして服薬指導の時に

「お医者さんがコンタクトつけてても使える目薬があるっていうもんで、それを処方してもらったんです~」

後輩「あ、そうなんですかぁ。少々お待ちくださいね(「TS」の添付文書確認)。いや、この目薬はコンタクトレンズだめって書いてますね…」

「え?そんなことはないはずなんですが…。ちょっと先生に聞いてみてください。」

後輩君調剤室に戻り、僕にかくかくじかじか…

「もしかして…日点のほうは防腐剤入っていないとか…?」

後輩「ちょっと見てみますね…。あ!入ってないです!」

「そうか、同じGEでも防腐剤フリーなのがあるのか…」

後輩「ちょっと患者さんに言うてきます!」

 

 

とまぁ見事な知識の無さを露呈したんですが、後で調べてみると

PFって防腐剤フリーって意味やったんですね…。

PF:Preservative Free

 

 

コンタクトレンズしてる方、多いですよね。

よく服薬指導の時にコンタクトレンズしたまま点眼薬を使っていいかと聞かれるんですが、上の会話のように

少々お待ちくださいと添付文書見るのにお時間いつももらってます😓

 

なので…

目薬ごとの防腐剤早見一覧表作りました!

ぜひよろしかったらご活用ください。

作ってて思いましたけど、GEも合わせるとすんごい数ありますね💦

 

 

 

防腐剤早見一覧表

点眼液 防腐剤早見一覧表

 ↑クリックすると開きます。

※オキシブプロカインは載せていません。

なぜ防腐剤はコンタクトレンズがダメ?

防腐剤は目薬自体に菌が繁殖しないように添加されています。

ソフトコンタクトレンズは薬物を吸収しやすい性質があるため、防腐剤が吸着してしまい、そのまま長時間着用していると角膜や結膜を傷つけてしまう可能性があります。

 

ただ

  • ハードコンタクトレンズは防腐剤を吸収しにくいこと
  • 1Dayのソフトコンタクトレンズは吸着しても、その日のうちに捨ててしまう

このことから、上記二つは防腐剤入り目薬を使っても、大きな問題はないとされています。

が…基本、目薬使用中はコンタクトレンズは使わない方がいいでしょうねぇ…。

 

pHの違いについて

涙のpHは7付近と中性

目薬によってpHに幅があるが

pH 5~8.5の範囲なら不快感は少ない。

 

浸透圧比について

浸透圧比はどの目薬も生理食塩水0.9%との比を表している。

1に近いほど生理食塩水0.9%と浸透圧と似ているので、刺激感が少ない。

浸透圧比 0.6~2.0 の範囲なら不快感は少ない。

 

目薬を点す順番

目薬(軟膏も含め)の種類に

  1. 水溶性点眼液
  2. 懸濁性点眼液
  3. 油性点眼液
  4. ゲル化点眼液
  5. 眼軟膏 

と5つあり、複数点す場合は1から順番に点す。

1の後は5分間、2、3の後は10分間、4の後は30分~1時間ほど空けるとよい。

 

大まかに言うと上の通りの順番で点すが

1が2つ重なったりなどした場合は、pHが中性に近い方の目薬から点す(刺激感が少ない)。

 

最後に

気が向いたらOTCの目薬も作ろうかな。