薬局薬剤師FMの備忘録

薬剤師えふえむの勉強ノート

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リタリン錠 ナルコレプシー治療薬

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リタリンはそうそう出る機会がないですが一応。

 

 

 

リタリン錠

成分名:メチルフェニデート塩酸塩

向精神薬区分:第一種向精神薬

・適応はナルコレプシーのみ

・2007年に乱用について社会問題になった

 

ナルコレプシーって?

以下の症状が4大症状と言われている。

・日中の過度の眠気

100%の患者に発現。日中、突然に耐え難い眠気に襲われるという発作。

・情動脱力発作(カタプレキシー)

76%ほど。笑い、喜び、あるいは自尊心がくすぐられるなど感情が昂ぶった際、突然に抗重力筋が脱力するという発作。全身にわたり、倒れてしまう発作のほか、膝の力が抜けてしまう、呂律がまわらなくなる、などの部分発作もある。

・入眠時幻覚

68%ほど。睡眠発作により睡眠に陥った際、及び夜間の入眠時に現実感の強い幻覚を見ることがある。

・睡眠麻痺

64%ほど。いわゆる金縛りと呼ばれる症状。開眼し意識はあるものの随意筋を動かすことができない状態。

 

 

作用機序

ドパミントランスポーター及びノルアドレナリントランスポーターに結合し再取り込みを抑制することにより、シナプス間隙に存在するドパミンとノルアドレナリンを増加させて、神経系の機能を更新する。

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◆用法用量

メチルフェニデート塩酸塩として、通常成人1日20~60mgを1~2回に分割経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

 

◆副作用

主な副作用は頭痛・頭重、注意集中困難、神経過敏、不眠、眠気、口渇、食欲不振、胃部不快感、便秘、心悸亢進、不整脈、排尿障害、性欲減退、発汗、筋肉の緊張

 

◆禁忌

・過度の不安、緊張、興奮性のある患者〔中枢神経刺激作用により症状を悪化させることがある。〕

・緑内障のある患者〔眼圧を上昇させるおそれがある。〕

・甲状腺機能亢進のある患者〔循環器系に影響を及ぼすことがある。〕

・不整頻拍、狭心症のある患者〔症状が悪化するおそれがある。〕

・本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者

・運動性チック、Tourette症候群の患者又はその既往歴・家族歴のある患者〔症状を悪化又は誘発させることがある。〕

・重症うつ病の患者〔抑うつ症状が悪化するおそれがある。〕

・褐色細胞腫のある患者〔血圧を上昇させるおそれがある。〕

・モノアミンオキシダーゼ(MAO)阻害剤を投与中又は投与中止後14日以内の患者

 

服薬指導

・覚醒効果による不眠の副作用があるため、夕食後以降の服用は避ける

・薬物依存性の傾向が出てきた場合は速やかに医師に連絡。体重が落ちる、成長の遅れなどが現れたりするときも同様。

・かすみ目などが起こると眼の検査を行う。

・通常の用量で幻覚などの精神症状または躁病症状が現れたりする時も医師に連絡。