薬局薬剤師FMの備忘録

薬剤師えふえむの勉強ノート

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抗不整脈薬 Ⅳ群 特徴

 

Ⅳ群(カルシウム拮抗薬)

 心筋や冠動脈収縮させるためには、Ca2+の流入が大きな役割を果たす。

不整脈に用いるCaチャネル拮抗薬は、Ca2+チャネルを阻害し、刺激伝導系の抑制や血管の拡張により血圧を低下させて、酸素供給を改善する。つまり、心臓の冠動脈を拡張することで酸素供給が確保されるため、狭心症にも使用できる。一方、刺激伝導速度の低下、活動電位持続時間・不応期の短縮など心筋に抑制的に働くことから、心筋収縮力が低下することがある。また、高度の徐脈、洞房ブロック、房室ブロックなどの副作用が起こる可能性もあるので注意が必要。心室頻拍の治療には用いられない

 

薬剤別・種類

 ◆ワソラン(ベラパミル)

〜用法用量・効能〜

・成人
頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍)
通常成人、1回1~2錠(ベラパミル塩酸塩として1回40~80mg)を、1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜減量する。

狭心症、心筋梗塞(急性期を除く)、その他の虚血性心疾患
通常成人、1回1~2錠(ベラパミル塩酸塩として1回40~80mg)を、1日3回経口投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。

・小児
頻脈性不整脈(心房細動・粗動、発作性上室性頻拍)
通常、小児には、ベラパミル塩酸塩として1日3~6mg/kg(ただし、1日240mgを超えない)を、1日3回に分けて経口投与する。なお、年齢、症状により適宜減量する。

〜特徴〜

心臓への選択性が高いので、降圧薬としては使われない。刺激伝導速度の低下、活動電位持続時間・不応期の短縮など心筋の作用に抑制的に働くため、心筋収縮力が低下することがあるので注意。また歯肉増殖などの副作用もあるのでブラッシングを丁寧に行う。

 

◆べプリコール(べプリジル)

〜用法用量・効能〜

持続性心房細動

通常、成人にはベプリジル塩酸塩水和物として、1日100mgから投与を開始し、効果が不十分な場合は200mgまで増量し、1日2回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜減量する。
頻脈性不整脈(心室性)及び狭心症
通常、成人にはベプリジル塩酸塩水和物として、1日200mgを1日2回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減する。
〜特徴〜

Ⅳ群の位置付けだがⅠ群、Ⅲ群の性質も持っている。Kチャネル遮断作用があるのでQT延長には注意。催不整脈からうっ血性心不全は禁忌。

 

◆ヘルベッサー(ジルチアゼム)

錠剤、カプセルともに不整脈の適応はない。適応があるのは注射のみ。

 

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