薬局薬剤師FMの備忘録

薬剤師えふえむの勉強ノート

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SGLT2阻害薬 特徴

1番新しい作用機序の血糖降下薬。

尿から糖を出していきます。

  

 

作用機序

 血液中の糖分は腎臓を経由し、腎臓の近位尿細管でほとんどが再吸収される。その再吸収されるのに働いているのがSGLT2(グルコーストランスポーター)である。SGLT2阻害薬はこのSGLT2を阻害する事により、糖分を尿と一緒に排出する。

インスリン関連には作用しないので、単独では低血糖症状は起きにくい。

糖分が尿中から排出されるので尿路感染症には注意。

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薬剤別 種類

◆スーグラ(イプラグリフロジン)

〜用法用量〜

通常、成人にはイプラグリフロジンとして50mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら100mg1日1回まで増量することができる。

〜特徴〜

  • 国内初のSGLT2阻害薬。
  • 尿量が増えるので基本朝に服用
  • 腎機能が落ちている人には十分な効果が得られない場合がある。
  • 肝臓でグルクロン酸抱合を受けて排泄

 

◆フォシーガ(ダパグリフロジン)

〜用法用量〜

通常、成人にはダパグリフロジンとして5mgを1日1回経口投与する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら10mg1日1回に増量することができる。

〜特徴〜

  • 朝食後などの指定がない
  • ジャディアンヌに次いでSGLT2阻害作用が強い。だからと言って血糖降下作用は強いわけではない。
  • 肝臓でグルクロン酸抱合を受けて排泄

 

◆ルセフィ(ルセオグリフロジン)

〜用法用量〜

通常、成人はルセオグリフロジンとして2.5mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口服用する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら5mg1日1回に増量することができる。

〜特徴〜

  • 遮光保存
  • 肝臓でCYPとグルクロン酸抱合によって代謝

 

◆デベルザ、アプルウェイ(トホグリフロジン)

〜用法用量〜

通常、成人はトホグリフロジンとして20mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口服用する。

〜特徴〜

  • 肝臓でCYPによって代謝
  • 用量調節が必要ない
  • 半減期が短いので夜間尿の副作用が少ない、、かも
  • SGLT2阻害の選択性が高い(他のSGLT阻害による副作用が少ない

 

◆カナグル(カナグリフロジン)

〜用法用量〜

通常,成人にはカナグリフロジンとして100mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口投与する.

〜特徴〜

  • 肝臓でグルクロン酸抱合を受けて排泄。
  • 半減期が長い
  • 用量調節の必要ない

 

◆ジャディアンヌ(エンパグリフロジン)

 〜用法用量〜

通常、成人はエンパグリフロジンとして10mgを1日1回朝食前又は朝食後に経口服用する。なお、効果不十分な場合には、経過を十分に観察しながら25mg1日1回に増量することができる。

〜特徴〜

  • SGLT2阻害の選択性が高い(他のSGLT阻害による副作用が少ない)。
  • 肝臓でグルクロン酸抱合を受けて排泄。

 

 

飲み忘れた場合

気付いた時に忘れた分を服用する。

ただし次の服用時間が近い場合は、忘れた分の薬を服用する必要はない。

 

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